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L PACK×狩野哲郎、今村文、渡辺英司
たとえば、いつもより早く起きて港街でモーニングを食べてみるとする。

LPACK×『芸術植物園』出展作家によるモーニングイベント
「たとえば、いつもより早く起きて港街でモーニングを食べてみるとする。」

「いつもより一時間早く起きると世界が変わるかもしれない。」
”コーヒーのある風景”をつくり出すアーティストユニット・LPACKによるモーニングイベントが名古屋の港まちにやってきます。旧・文具店をリノベーションした新たな港まちの拠点「Minatomachi POTLUCK BUILDING(みなとまちポットラックビル)」、かつて多くの人で賑わった旧・喫茶店「キャビン」を会場に、展覧会『芸術植物園』(愛知県立美術館)の出展作家3人をゲストに迎え、L PACKとコラボレーションを行います。また、展覧会『芸術植物園』に合わせ、「港まちガーデンプロジェクト」のハーブを使った特別メニューもご用意します。

出展アーティスト

L PACK、狩野哲郎、今村文、渡辺英司

レポート

「いつもより1時間早く起きると世界が変わるかもしれない。」
コーヒーのある風景を作り出すアーティストユニット・L PACKを迎え、愛知県美術館で開催された展覧会「芸術植物園」の関連企画として、出展アーティストの狩野哲郎、今村文、渡辺英司と共に全6日間限定でモーニングイベントを行いました。Minatomachi POTLUCK BUILDINGと旧・喫茶店「キャビン」を会場に、各アーティストが会場の持つ雰囲気や歴史を読み解き空間を演出しました。
狩野はMinatomachi POTLUCK BUILDINGでは中央にテーブルを複数配置することで大きなダイニングテーブルを作り、その上にガラス作品やカラフルな既成品と果実を組み合わせたオブジェを構成しました。今村は旧・喫茶店「キャビン」では、店内のカーテンや壁面に植物のドロイーングを展示し、いまでもオープン当時の雰囲気を残す空間と呼応するかのように空間を作り上げました。渡辺は、両会場とも植物図鑑を切り取った植物のオブジェを展示し、作品である人工芝を特別にトレーとして使用し、《草上の朝食》としてユーモラスな時間を演出しました。
東海エリアにとって馴染み深い「モーニング」ということもあり、まちの人をはじめ、遠方からもたくさんの人が訪れました。また閉店した店舗をアーティストの手によって一時的に復活させることで、その場所を懐かしむ声も聞かれ、身近にあるまちの資源に気付かされるきっかけになりました。

L PACK×狩野哲郎、今村文、渡辺英司
たとえば、いつもより早く起きて港街でモーニングを食べてみるとする。
開催日
2015年8月8日(土)、8月9日(日)、9月26日(土)、9月27日(日)、
10月3日(土)、10月4日(日)
時 間
7:00-10:00
会 場
Minatomachi POTLUCK BUILDING 1F: Lounge Space旧・喫茶店「キャビン」
企 画
Minatomachi Art Table, Nagoya [MAT, Nagoya]
主 催
港まちづくり協議会
協 力
旧・喫茶店「キャビン」、愛知県美術館

Vol.1 L PACK×狩野哲郎

開催日|2015年8月8日(土)7:00–10:00
会 場|Minatomachi POTLUCK BUILDING 1F: Lounge Space
来場者|86人

開催日|2015年8月9日(日)7:00–10:00
会 場|旧・喫茶店「キャビン」
来場者|67人

Vol.2 L PACK×今村文

開催日|2015年9月26日(土)7:00–10:00
会 場|旧・喫茶店「キャビン」
来場者|52人

開催日|2015年9月27日(日)7:00–10:00
会 場|Minatomachi POTLUCK BUILDING 1F: Lounge Space
来場者|70人

Vol.3 L PACK×渡辺英司

開催日|2015年10月3日(土)7:00–10:00
会 場|Minatomachi POTLUCK BUILDING 1F: Lounge Space
来場者|61人

開催日|2015年10月4日(日)7:00–10:00
会 場|旧・喫茶店「キャビン」
来場者|88人

関連リンク
プロフィール
L PACK
エルパック

小田桐奨と中嶋哲矢のユニット。2007年より「コーヒーのある風景」をテーマに、アート、デザイン、建築、民藝などを横断しながら活動している。主なプロジェクトに、2010年-2012年「竜宮美術旅館」(横浜)、2012年-「きたもとアトリエハウス」(埼玉)、「現在民藝館」(長野)。「あいちトリエンナーレ2013」期間中に美術作家の青田真也とともにNAKAYOSIとして「VISITOR CENTER AND STAND CAFE」(長者町エリア)をオープンさせた。


狩野 哲郎
Tetsuro Kano

美術作家。1980年宮城県生まれ。2007年東京造形大学大学院修了。2011年狩猟免許(わな・網)取得。既製品や種子・果実といった植物を元の機能や意味から逸脱して組み合わせることで、あたらしい自然ともいえるようなインスタレーションに取り組む。主な個展に、2011年「自然の設計/Naturplan」(ブルームバーグ・パヴィリオン・プロジェクト)東京都現代美術館、2013年「あいまいな地図、明確なテリトリー/Abstract maps,Concrete territories」モエレ沼公園(札幌)


今村 文
Fumi Imamura

美術作家。1982年愛知県生まれ。2008年金沢美術工芸大学大学院修了。蜜蝋や樹脂などで描いた絵画作品や、押し花のような水彩ドローイングの切り絵などを発表。主な個展に、2014年「見えない庭 the Invisible Garden」山鬼文庫(金沢)、「絵という肉体を持った幻」ヱビスアートラボ(名古屋)。主なグループ展に、「モンブランヤングアーティストパトロネージ2012」モンブラン銀座本店(東京)、2015年「豊穣なるもの 現代美術 in 豊川」豊川市桜ケ丘ミュージアム(愛知)


渡辺 英司
Eiji Watanabe

美術作家。1961年愛知県生まれ。1985年愛知県立芸術大学彫刻家卒業。2004年-2005年文化庁芸術家在外派遣研修員としてスコットランドに滞在(エジンバラ芸術大学客員研究員)。主な個展に、ケンジタキギャラリー(名古屋/東京)、Cairn Gallery(スコットラン
ド)、美濃加茂市民ミュージアム(岐阜)。主なグループ展に、2007年「笑い展:現代アートにみる(おかしみ)の事情」森美術館(東京)、「越後妻有アートトリエンナーレ2009」、「あいちトリエンナーレ2010」、「日産アートアワード2013」