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2016年夏、Minatomachi POTLUCK BUILDINGで開催したMAT Exhibition vol.4「ほったまるびより-O JUNと吉開菜央」Part1では、O JUNの幼少時から現在までのドローイングや絵画作品の数々と、吉開菜央の《ほったまるびより》映像作品による展覧会を行いました。
Part2では、かつて名古屋港税関寮として使われていた場所を舞台に、O JUNによる「画家の3日間」と題した生活と公開制作および展示、また自身のコレクション作品を公開します。また吉開菜央は「自家製4DX」と題し、《ほったまるびより》の映像と特殊効果、パフォーマーによる身体表現を体感的に組み合わせたパフォーマンス公演を行います。
日々の暮らしがたんたんと繰り返される港まちの中で、Part1を引き継ぎながら、O JUNの「絵」と吉開菜央の「映像」が、より一層感触を持って立ち上がってくることを期待します。
ほったまるびより-O JUNと吉開菜央 Part1はこちらから
O JUN、吉開菜央
島 敦彦
akari、小林沙知、田辺 舞、長谷川真愛
柴田聡子
O JUNの官能的な絵と吉開菜央の匂い立つ映像とが、昨年夏、港町で初めて共演した。靴を脱ぎ、階段を昇り降りするユニークな設えの中で、絵を眺め、映像に浸った。これまで面識のなかった吉開の映像が、思いのほかO JUNの絵に馴染み、なかなか見事な融合というか、共鳴を果たしていたのではないだろうか。吉開の部屋から時折漏れる心臓音のような「ドンドンドン、ドンドンドン」という太鼓の響きが、今なお耳に残っている。
あれから半年、今回はわずか3日間だが、名古屋のかつて税関寮だった場所で再会する。吉開の映像に4人のダンサーたちの身体、音響などが絡んだ自家製4DXパフォーマンスが上演されるとともに、O JUNの画家としての日常が垣間見える展示とライヴ・ドローイングが、熱く集中的に繰り広げられる。人の気配や生活の痕跡がまだ生々しい室内空間ゆえに、どんな化学反応が起こるのか、楽しみである。
*定員に達したため、受付を終了しました。
*チケットのご予約は各公演日前日の18時までとなります。
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・天候、災害、その他アーティストの都合など、やむを得ない事情により公演が変更・中止になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
画家・東京藝術大学美術学部絵画科教授
1956年東京都生まれ、同地在住。
日常でよく目にするような人物や風景などの具体的なモチーフを、鉛筆やクレヨン、グアッシュを使い絵画作品や版画、ドローイングを制作するほか、パフォーマンスなどの身体表現も行っている。
主な展覧会に「O JUN」(国立国際美術館、大阪、2002年)、「O JUN MALT GOTT」(Gallery Clemens Thimme、ドイツ、2011年)、「O JUN-描く児」(府中市美術館、東京、2013年)、「O JUN展 まんまんちゃん、あん」(国際芸術センター青森、2016年)など。
ダンサー・映像作家
1987年山口県生まれ、東京都在住。
ぞくっとする感覚を素材に、見ること、聞くことの結晶である映像に落とし込み、作品を制作している。
主な上映歴・賞歴に、《自転車乗りの少女》(那須国際短編映画祭観光部門出品、じゃらん賞受賞、栃木、2013年)、《I want to go out》(秋吉台国際芸術村レジデンスサポートプログラム参加、山口、2014年)など。
2015年には《ほったまるびより》が文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門新人賞を受賞。
naoyoshigai.com
愛知県美術館館長
1956年富山県生まれ、愛知県在住。
富山県立近代美術館、国立国際美術館を経て、2015年より現職。
国立国際美術館での主な展覧会に「内藤 礼」(1995年)、「小林孝亘」(2000年)、「安斎重男の眼1970–1999」(2000年)、「O JUN」(2002年)、「畠山直哉」(2002年)、「絵画の庭-ゼロ年代日本の地平から」(2010年)、「あなたの肖像-工藤哲巳回顧展」(2013–14年)などがある。
シンガーソングライター
1986年北海道生まれ、東京都在住。
ギターの弾き語りでライブを行う傍ら、さまざまな活動を展開。吉開菜央《ほったまるびより》に出演し、劇中の音楽も手がける。
shibatasatoko.com