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「COME UP Project」の一貫としてアーティストの制作・発表をサポートする 「POTLUCK BUILDING スタジオプログラム」。
映像表現を独自の視点で展開するアーティスト 山城大督が、森美術館(東京)で3月より開催される展覧会「六本木クロッシ ング2016」で発表する新作《TALKING LIGHTS》の制作をMinatomachi POTLUCK BUILDINGにて行います。
▶︎制作のプロセスをFacebookページにて公開します。
Facebookページ:facebook.com/theprolab
「六本木クロッシング」
森美術館が3年に一度、日本のアートシーンを総覧する定点観測的な展覧会として2004年から開催してきたシリーズ展です。5回目となる本展では、日本、韓国、台湾の4人のキュレーターによって選ばれた、20組のアーティストのバラエティーに富んだ表現を通して、日本の現代アートを幅広い視野から検証し、今日の社会とアートについて考察します。
(森美術館WEBサイトより転載)
「六本木クロッシング2016:僕の身体、あなたの声」
会期:2016年3月26日(土)-7月10日(日)
会場:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
主催:森美術館
山城大督
Minatomachi Art Table, Nagoya [MAT, Nagoya]
作家の制作・発表をサポートする 「MAT, Nagoya Studio Project」を行いました。第2弾となる今回は、
映像表現を独自の視点で展開する山城大督が、森美術館(東京)で3月より開催された展覧会「六本木クロッシング2016展:僕の身体(からだ)、あなたの声」で発表する新作《TALKING LIGHTS/トーキング・ライツ》の制作・実験を行いました。
この作品は、ステージ上に配置されたオブジェが音楽や台詞と共に照明と連動しながら動く演劇的な要素を含むため、1/1スケールで展示スペースを再現し、オブジェクトを配置しながら全体の構成を練り上げました。またテクニカルスタッフやプログラマーが来港し、作品内のオブジェクトを自動制御させる機構を彼らと共に制作・実験を繰り返しました。本作は美術館展示室での完成を前提にしていたため、10日間限定のスタジオ・プロジェクトでしたが、アーティストの構想がかたちになる現場をサポートすることができました。
山城大督「The Projected Image Laboratory|10日間の実験の成果報告」
開催日|2016年1月20日(水)19:00–20:30
会 場|Minatomachi POTLUCK BUILDING 2F: Project Space
来場者|18人
期間中の制作や実験のプロセスを紹介するとともに、プロトタイプを観賞しながら、来場者を交えた本作への意見交換を行いました。
美術家。映像ディレクター。1983年大阪生まれ。名古屋在住。
映像の時間概念を 空間やプロジェクトへ応用し、その場でしか体験できない《時間》を作品として展 開する。2007年より「Nadegata Instant Party(中崎透+山城大督+野田智子)」 を結成し、他者を介入させ出来事そのものを作品とするプロジェクトを全国各地 で発表。2013年には個人として1年間に渡って映像表現を再考する「東京映像芸 術実験室」を展開。本企画より誕生した作品『VIDERE DECK』が第18回文化庁メ ディア芸術祭アート部門審査委員会推薦作品に選出した。
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