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MAT Screening vol.3
港まちで再会する映像プロジェクト


Minatomachi POTLUCK BUILDING 3F:Exhibition Spaceでは、国内外問わず優れた映像作品を特集し、上映する「MAT Screening」を開催します。
第3回は、名古屋港エリアを舞台にした音楽と現代美術のフェスティバル「アッセンブリッジ・ナゴヤ2020」で発表された「港まちで再会する映像プロジェクト」を上映します。
 「港まちで再会する映像プロジェクト」は、これまで「アッセンブリッジ・ナゴヤ」に参加したアーティストたちが「港まち」のさまざまなロケーションを舞台に、アーティスト同士の共演や、港の風景と出会う「再会」を記録した映像シリーズです。新型コロナウイルス感染症によって空間や時間を直接的にともにできなくなった今、人と離れること、時間を異にすること、それらの要素を生かした共有の体験であり、こうした状況だからこそ生まれた観点や手法が、これまで気に留めていなかった出来事や景色にスポットをあて、港まちでの新しい体験を創造しました。アッセンブリッジ・ナゴヤのこれまでの軌跡から、再会によって、港まちの新たな情景が浮かび上がる映像体験をご期待ください。

アーティスト

角銅真実、大城 真、石若 駿 、浅井信好、呂布カルマ、Gofish、イ・ラン、イ・ヘジ

レポート

写真|足立 涼
MAT Screening vol.3
港まちで再会する映像プロジェクト
開催日
2021年1月14日(木)–2月6日(土)
時 間
11:00–19:00(入場は閉館30分前まで)
会 場
Minatomachi POTLUCK BUILDING 3F : Exhibition Space
休館日
日曜・月曜・祝日
料 金
無料
企 画
Minatomachi Art Table, Nagoya [MAT, Nagoya]
主 催
港まちづくり協議会
協 力
アッセンブリッジ・ナゴヤ実行委員会

プログラム

出演|
プログラム①:角銅真実、大城 真
プログラム②:石若 駿 、浅井信好、呂布カルマ
プログラム③:Gofish、イ・ラン、イ・ヘジ ほか

映像|冨田了平 ほか
録音|大城 真、土井新二朗

企画・制作|アッセンブリッジ・ナゴヤ実行委員会

*新型コロナウイルスの感染状況によっては、変更や中止の可能性があります。
最新情報については、ウェブサイト・SNSでお知らせします。

関連リンク
プロフィール
角銅真実
Manami Kakudo

音楽家、打楽器奏者
1988年長崎県生まれ、東京都在住。
音楽家、打楽器奏者。マリンバをはじめとするいろいろな打楽器、自身の声、言葉、身の回りの気になるあらゆるものを用いて、音楽といたずらを紡ぐ。その形はインスタレーション、アートプロジェクトでの作品制作にも及び、演奏だけにとどまらない作家としての自由な表現活動を国内外で展開している。
ソロでの活動のほか、バンド・ceroのサポートメンバーとして活動。そのほか原田知世やORIGINAL LOVEなど、様々なアーティストのライブへの参加、作品にレコーディングで携わるほか、CM・映像、ダンスやインスタレーション作品への楽曲提供・音楽制作など幅広い活動を行う。
2016−2020年には、ドラマー・石若駿の『Song book1,2,3,4,5』に歌詞提供と歌唱で参加。近年は原田知世に作詞家として歌詞を提供するなど、言葉にも表現領域を広げている。
2020年1月、初めて「うた」にフォーカスしたアルバム『oar』(ユニバーサルミュージック)を発表。7月にはBunkamuraシアターコクーンで上演された演劇作品『プレイタイム』の音楽を担当。
アッセンブリッジ・ナゴヤでは、2017年「みなと音めぐり」に出演、2018年には取り壊しが決まったUCO(旧・潮寿司)にて、音楽家の横手ありさと美術家の山城大督とともに音楽と映像による企画「こんにちはのうしお」を行った。

manamikakudo.wordpress.com

アッセンブリッジ・ナゴヤ2018「こんにちはのうしお」
撮影|三浦知也


大城 真
Makoto Oshiro

アーティスト、サウンドエンジニア
1978年沖縄県生まれ、東京都在住。
音を出すために自作した道具、または手を加えた既製品を使ってライブパフォーマンスを行う。また並行して音・光・ 動きによる周期の干渉を利用したインスタレーション作品を発表。
自身の活動のほか、サウンドエンジニアとして、イ・ランや角銅真実など多数のアーティストの作品を手がける。レーベル「Basic Function」主宰。
2010 年夏に開催された梅香堂(大阪)での展覧会「夏の大△(なつのだいさんかく)」を機に、川口貴大、矢代諭史とともに「夏の大△」として活動を開始し、不定期にライブやイベント、展覧会を行う。日常にありふれた道具や材料、音を発する物、台や脚立なども用い、空間全体を取り込んだインスタレーションとパフォーマンスを展開する。
アッセンブリッジ・ナゴヤでは、2019年に「夏の大△ サウンドパフォーマンス」を行い、幼稚園内の複数の空間を大胆に使用したパフォーマンスを行った。

アッセンブリッジ・ナゴヤ2019「夏の大△ サウンドパフォーマンス」
撮影|今井正由己


石若 駿
Shun Ishiwaka

打楽器奏者
1992年北海道生まれ、東京都在住。
リーダープロジェクトとして、Answer to Remember、CLNUP4、SMTK、Songbook Trioを率いる傍ら、くるり、CRCK/LCKS、KID FRESINO、君島大空、Millennium Paradeなど数多くのライブ、作品に参加。
2016年に初のリーダーアルバムをリリースし、「JAZZ JAPAN AWARD 2015《アルバム・オブ・ザ・イヤー》ニュー・スター賞」受賞。近年の活動として、音と響きによって記憶を喚起させることをテーマに、細井美裕+石若駿+YCAM新作コンサートピース「Sound Mine」を発表。
海外アーティストとの共演も多く、これまでにカート・ローゼンウィンケル、ジェイソン・モラン、フェデリコ・カサグランデ、トニー・アレン、ジョン・スコフィールド、テイラー・マクファーリン、コーリー・キングの来日公演に参加。
アッセンブリッジ・ナゴヤでは2018年に、旧・名古屋税関港寮の全体を使用した回遊型パフォーマンス「石若駿×浅井信好 ライブセッション」を実施した。

www.shun-ishiwaka.com

アッセンブリッジ・ナゴヤ2018「石若駿×浅井信好 ライブセッション」
撮影|三浦知也


浅井信好
Nobuyoshi Asai

演出家、振付家、舞踏家
1983年愛知県生まれ、同地在住。
1997年よりストリートダンスをはじめ、SMAPやサカナクションなどの振付を担当。2006−2011年まで山海塾に所属する傍ら、2010年にポーラ美術財団在外研修員としてベルリンで活動。2011年には文化庁新進芸術家海外研修制度在外研修員としてバットシェバ舞踊団へ派遣。
これまでに、グッドデザイン賞やアルテ・ラグナ国際アートアワードを受賞。近年では、ダンサーとしてダミアン・ジャレ +名和晃平 『VESSEL』、ダレン・ジョンストン 『Zero Point』、ナセラ・ベラザ 『La Travers』、スー・ヒーリー『ON VIEW PANORAMA』などに出演。これまでに35ヶ国150都市以上で公演や展覧会を行っている。
2015年より「月灯りの移動劇場」主宰、2017年より「ダンスハウス黄金4422」代表。
アッセンブリッジ・ナゴヤでは2018年に、旧・名古屋税関港寮の全体を使用した回遊型パフォーマンス「石若駿×浅井信好 ライブセッション」を実施した。

アッセンブリッジ・ナゴヤ2018「石若駿×浅井信好 ライブセッション」
撮影|三浦知也


呂布カルマ
Ryofu Karuma

ヒップホップMC、ヒップホップレーベル「JET CITY PEOPLE」代表、グラビアディガー
1983年大阪府生まれ、愛知県在住。
名古屋芸術大学美術学部に入学し、卒業後はフリーターを続けながら小学生からの夢であったプロの漫画家を目指すも、本格的にラップを始める。フリースタイルラップバトルのテレビ番組「フリースタイルダンジョン」2代目・3代目「モンスター」。その他、「戦極MC BATTLE」「KING OF KINGS」「ADRENALINE FINAL」など数々のMCバトル大会で華々しい功績を収める。
2009年に1枚目のアルバムとなる『13 shit』を、2010年『四次元HIP-HOP』、2011年『STRONG』、2014年『The Cool Core』、2018年には『SUPERSALT』をリリース。また2016年にはp1a.k.a. 2gと共に『A New Misunderstanding』をリリース。
アッセンブリッジ・ナゴヤでは、2018年・2019年の「港まちブロックパーティー」に名港サイファーとして参加。

アッセンブリッジ・ナゴヤ2019「港まちブロックパーティー」
撮影|三浦知也


Gofish
ゴーフィッシュ

アーティスト、ミュージシャン
1973年岐阜県生まれ、愛知県在住。
テライショウタによる歌とギターをメインとしたソロユニット。2000年頃より活動開始し、これまでに5枚のアルバムをリリース。またイ・ランや柴田聡子など、さまざまなアーティストとのコラボレーションも行っている。1995年結成のハードコア・パンクバンド「NICE VIEW」ではギター/ボーカルを務める(現在は活動休止中)。
ライブやリリースを行う他、テライショウタとして音楽とスパイスの宴「カレー・ミーティング」や「カレーとノイズ、その他」を主催するなど、幅広く活動する。2020年8月から10月にはMAT, Nagoyaの「スタジオプロジェクト vol.6」に参加し、制作・活動発表を行う。
アッセンブリッジ・ナゴヤでは、2017年に音楽を奏でながらまちをめぐる「みなと音めぐり」に出演、2018年にはソロライブ「UCOの裏庭ライブ」を実施、2019年はテライショウタ名義でNUCOにてカレーイベント「Curry Shop by Shota Terai」を行った。

アッセンブリッジ・ナゴヤ2018「UCOの裏庭ライブ」
撮影|今井正由己


イ・ラン
Lang Lee(이랑)

アーティスト
1986年韓国・ソウル生まれ。
音楽、映像、漫画、イラスト、エッセイなど、表現活動は多岐にわたる。セカンド・アルバム『神様ごっこ』で2016年に韓国大衆音楽賞最優秀フォーク楽曲賞を受賞。日本では2016年に柴田聡子との7都市ツアーを行い、その後共作盤『ランナウェイ』を発表。2018年の単独ツアーも全4都市5公演すべてがソールドアウト、その東京公演はライブ・アルバム『クロミョン~ Lang Lee Live in Tokyo 2018 ~』に収録されている。最近作は2020年にリリースしたデジタル・シングル「患難の世代」。彼女が紡ぎだす音楽をはじめとした表現、真摯で嘘のない発言やフレンドリーな姿勢・思考は、国籍や性別、さまざまな立場を超え、広く人びとの心を揺さぶり、センセーションとシンパシーを生んでいる。
アッセンブリッジ・ナゴヤでは、2019年にライトアップされた南極観測船ふじを背景に、ライブ「イ・ランとみなとまち」を行った。歌詞の日本語字幕も投影し、観客へ歌とメッセージを届けた。

アッセンブリッジ・ナゴヤ2019「イ・ランとみなとまち」
撮影|三浦知也


イ・ヘジ
Hyeji Lee(이혜지)

マルチ演奏家
韓国・インチョン生まれ。
シンガーソングライターとしても活動する。幼少のころ、母親のピアノで遊ぶことから楽器に親しみ、6歳になって学校の課外クラスでチェロをはじめる。ソウルの仙和芸術高等学校に進学するが中退。その頃からインディー音楽シーンへの興味が芽生え、15歳のころよりブルース・ミュージシャンのビッグ・ベイビー・ドライバー、ロック・バンドのシナウィ、シャンソン歌手のシン・ヨナはじめ、インプロ、シューゲイザー、ジャズ、ボサノヴァとジャンルを越境してセッションする。イ・ランとは2016年のアルバム『神様ごっこ』以降から活動をともにし、大切な音楽的パートナーとなっている。
アッセンブリッジ・ナゴヤでは、2019年に「イ・ランとみなとまち」にチェロの演奏で出演。ライトアップされた南極観測船ふじを背景にライブを行った。

アッセンブリッジ・ナゴヤ2019「イ・ランとみなとまち」
撮影|三浦知也