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ベルリンを拠点に、主にヨーロッパで活動を続けるアート・ジャーナリスト、かないみきさんをお招きし、ベルリンのアートシーンの現状:コマーシャル・ギャラリーとアート・フェア、オルタナティブ・スペースや、アーティストたちの活動についてご紹介いただきます。
2017年はヨーロッパの3大国際展である「ドクメンタ」、「ミュンスター彫刻プロジェクト」、「ヴェネチア・ビエンナーレ」の開催が重なる年でもあります。その歴史や展示の内容、すでに動き出しているプレイベントの様子についてもお話をうかがいます。さらに2016年にスイス・チューリヒで開催されたノマド型ビエンナーレ「マニフェスタ」や、国際展への地域としてのアプローチが先鋭なノルウェー・ベルゲンのトリエンナーレ「ベルゲン・アッセンブリー」の取り組み、現在ヨーロッパの国際展で交わされている議論や、状況を読み解きながら、社会とアートの相関関係を探ります。
アート・ジャーナリスト
ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ・美術史(20世紀)修士課程卒業後、同地のギャラ リーや雑誌編集部でインターンとして働き、2004年からベルリンを拠点に活動する。 『美術手帖』や『芸術新潮』などの国内のアート系雑誌を中心に、書籍やウェブサイト、 展覧会のカタログでの執筆や編集をはじめ、あいちトリエンナーレのコーディネートなどを通して、ヨーロッパのアーティストの活動やアートシーンを日本へ紹介している。