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テープなどの素材を用いて展示空間にインスタレーションを行うバーゼル(スイス)在住のアーティスト ダニエル・ゲティンの個展を開催します。
ダニエル・ゲティン
渡辺英司、Minatomachi Art Table, Nagoya [MAT, Nagoya]
スイスのアーティスト、ダニエル・ゲティンの個展を開催しました。
ゲティンは構想段階で、ギャラリー内を観察し、天井の高さや梁の位置、建物の歪みなど、空間の構造を読み取り、テープやカードボードなどホームセンターで手に入る身近な素材を用いて展示を行いました。
今回初めてギャラリー内の1F、2Fを使用し、各階での作品が互いにどのように反映し合うか、また展覧会タイトル「DOUBLE VIEW」が示すように、「建物、空間を受容する視線」と「建物に対して投影する視線」、この2つを取り入れた展示になりました。光を反射させるシルバーのテープを素材として用いることにより、鑑賞者が空間内を歩き回ることや、差し込む日差しの角度の違いによって、見え方が変化する作品でした。
また本展に合わせ、名古屋・伏見地下街「Star Gallery」にて、ゲティンとともにスイス・バーゼルでスペースを運営するアーティスト、ゲルダ・メイズの個展が開催されました。
開催日|2016年1月16日(土)17:00–18:00
会 場|Minatomachi POTLUCK BUILDING
スピーカー|ダニエル・ゲティン、ゲルダ・メイズ
ゲスト|福田篤夫(コンセプトスペース)
参加費|無料
来場者|22人
スイス・バーゼルと群馬・渋川において、アーティストとして自身が運営するスペースやその活動について、それぞれ話しました。
ゲルダ・メイズ「SOFT COVERS」
開催日|2016年1月16日(土)–2月20日(土)
会 場|STAR GALLERY/星画廊(名古屋市中区錦2-13-24 伏見地下街)
企画・主催|渡辺英司
協 力|スターネットジャパン
アーティスト。1959年スイス・バーゼル生まれ、同地在住。
シンプルな材料によってできる直線を用いたミニマムなインスタレーション作品を展開している。
これまでスイスなどヨーロッパ各国をはじめアメリカ、オーストラリアなどで作品を発表し、1997年以降日本でも個展、グループ展を開催。
2016年9月から開催されるさいたまトリエンナーレへの出展も控えている。
また同じくアーティストのゲルダ・メイズとともに、ギャラリー「Hebel 121」(バーゼル)を運営している。
http://www.danielgoettin.ch/
*ウインドーギャラリーのため、休廊日でもご鑑賞いただけます。
ギャラリー内への見学希望の方は開廊時間内に、Minatomachi POTLUCK BUILDINGまでご来館ください。